2011年4月7日木曜日

東北関東大震災と一周忌

皆さん、お久しぶりです。
地震が起きてから三週間が経ちました。被災された多くの方々の気持ちを想像すると、胸が締め付けられそうです。
亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈りします。
そして1日も早く、立て直せますように。
1日も早く平和な日本が戻ってきますように…。
ここ1ヶ月、私自身も色々とあり、作品を作る事も、ブログを更新する事も出来ない心境でした。
まず3月11日は私も東京に居て、地震にあってしまった事。
そして3月24日は主人の命日。
一周忌供養を親族でし、命日はいっぱい泣き、26日は主人の友達を沢山呼んで偲ぶ会をしました。
ちょうど一年前の同じ日は告別式でした。
その3月26日は私達の結婚式記念日だったんです。
幸せな思い出と悲しい思い出が入り混じる…私にとってはとても長い3月でした。
まだまだ寂しい苦しい気持ちは変わりません。
恋しいさは増すばかり。
主人に会いたいです…。

でもほんの少しだけ、主人が傍に居てくれてると信じられる事がありました。
ここからはmixiの日記にも書いたものです。

3月10日、11日はラブメモスペシャルウィークでの講習の為、東京池袋に居ました。
講習のレポートは次回気持ちを切り替え、楽しく記事にしたいと思いますが
私が地震に合うまでの出来事から書き残したいと思います。

講習まで後一週間…とゆう頃。
大切な形見である主人のクロックスが無くなってしまった。
毎日主人を感じて居たくて履いていたクロックス。
いつものように履いて行き、その出先で無くなり、パニックを起こして泣いてしまった。
でも結局見つからなくて…
それからすぐ長男が急に高熱を出した。
病院でもらった薬もなかなか効かず4日間も熱が続き、とても苦しそう。
更にそれから、講習前日にとうとう次男に移ってしまい、生まれて初めての高熱が出た。
どうしてこんな時に、こんなに嫌な事ばかり起きるんだろう…
どうしよう…ここまできて講習は絶対穴空けられないし、でも一緒に連れて行くつもりの次男は高熱。
こんな状態じゃ連れて行けない。
…どうして?
パパ怒ってるの?
パパの事想わない日は1日もないよ?
行ったらあかんの?
私事故でもするの?
何…?
そんな事ばかり考えながら、次男の様子を一晩見ましたが、良くなる訳もなく…。
託児所預けるなんて無理!
かと言って母に預けて二日間も母乳無しは無理。ミルクをまともに飲まないので、離乳食とジュースだけじゃ保たない。絶対おっぱいあげなあかん。
悩みに悩んで、次男を母に託し、私は宿泊をキャンセルして二日間大阪⇔東京を往復する事に決めました。
せめて少しでも授乳する為に。
出発当日の前夜、パパの仏壇を綺麗にして、『哲と昊ちゃんよろしくね。私も守ってね。』とお願いしました。
しかしあまりに不吉な事が続くから、嫌な胸騒ぎしてなかなか眠れない。パパを想って号泣。
そんな夜が明け、いよいよ東京へ。
当日沢山友達から応援メールをもらって、気合いを入れ直し、後ろ髪ひかれながらも新幹線に乗りました。
講習が上手くいくか考えると緊張して酔いそうだったので、しばらく新幹線から見える風景を見ていると、パパとの旅行ばかり思い出す。
涙腺ばかりが緩む。

そして東京に無事に着き、講習サポートをしてくれる友達のマリちゃんが駅まで迎えに来てくれた。
メモリープレイスに着き、一日目の講習が無事終わった。
急いで帰って授乳した。
明日に備えて昊ちゃんを抱きながら仮眠。
一日目がなんとか無事に終わったので、あと一日。
それでも夜はまたパパの事を考えたり 嫌な胸騒ぎばかり感じながら眠った。

そして二日目。この日は午前中からの講習やったから、終わったら早く帰って昊ちゃんに授乳しな!とばかり考えていた。
講習は本当に温かい方々ばかりで二日間とも嬉しい気持ちいっぱいで終われ、スタッフの方もほんとに親切で感謝感激でした。お昼をエミー先生や社長、マリちゃん、私で食べてから帰る予定でした。
予約して下さっていたお店はなんとかとゆうビルの10階(名前忘れた〓)。
予約時間過ぎちゃってるし、お腹もすいてたけど、わがままを言って少しメモリープレイスの商品を物色。
いざ買おうとレジにいる時に

…地震が起こった!

最初は少し横に揺れ、徐々に大きく揺れ、
『外に出て!』とゆう店長の声に慌ててみんなで非常階段を駆け下りた。
お店は8階。ものすごい揺れに何度も足を救われそうになりながら、
『怖い!怖い!怖い!』
と叫び もうしゃがんでしまいたくなる。
過呼吸も出てきて体が痺れる。
それでも『止まらないで!』の声を頼りに必死で駆け下りた。
道路に飛び出すと信号機が有り得ない揺れ方をしてる。
高いビルに囲まれている為、少しでも安全そうな場所で皆で固まる。
揺れが長い。
びっくりするぐらい長い。怖い。
ビルの横の地面が地割れしている。
他のビルからは何か降ってきたらしい。
しばらくして余震が続きながらも、社長やスタッフの方が、お客様や私達のお店に残してきたカバンを取りに戻ってくれた。
戻ってきたスタッフの方にお店の状態を写メで見せてもらい、唖然とする。
什器は倒れ足の踏み場なんてありゃしない。
商品が散乱してぐちゃぐちゃ。
改めてゾッとした…。
そのまま、外で寒さに震えながらマリちゃんと固く手をつなぎ、余震が治まるのを待った。
なかなか治まらない。救急車や消防車がサイレンを鳴らし走り抜けた。
その時、どこかのビルで、10階のお店の天井が抜け落ち、怪我人が沢山出たと聞いた。
…ランチを予約してたビルだ。
しかも10階。
またゾッとした…。
もし買い物せずに行ってたら
…下敷きになってたかもしれない。
マリチャンと顔を見合わせ『パパはこの事を知らせたかったのか…』
とお互いが言った。
そしてマリチャンが前日に知人と
『形見が無くなる時は変わりにその人の命を守ってくれるってゆうらしいよ』
と話していたと聞かされた。
もう涙が止まらなかった。
クロックスが無くなり、子供達が次々と熱を出し…なんでこのタイミングなの…と思ってたけど。
パパは怒ってるんじゃなかった。
教えてくれてたんや。
私達を守ってくれたんや。もう私には
『どうしても行くなら子供達は置いて行け。明香一人なら俺が守る』
ってゆう信号やったとしか思えなかった。
もう居ない。ほんとはパパはそばに居ないんじゃないか…ってここ数ヶ月寂しい考えしか出来なかった私には
こんな状況の中、不謹慎かもしれないけど…
久しぶりにパパを近くに感じて嬉しくてまた泣いた。守ってくれたんだと感じ、私達を愛してくれてるんだと思わずには居られなかった。
…それからも余震は続き、ひとまず寒さを凌げる場所へ移動。
SAKURAホテルの一階のカフェのデッキでカイロなどを分けてもらい、エミー先生や、社長、ろっぷさん、店長やスタッフの方々、お店に居たお客様、マリチャン、みんなで暖をとった。
社長やスタッフの方がお客様のホテルなどを手配下さり、ほんとに良くして下った。私達にもホテルを用意してくれたけど、10階しか取れなかったとゆう事でやっぱり怖くて夜11時頃みんなで立教大学の避難所へ移動した。
もうこのまま家族に会えなかったらどうしよう、哲や昊ちゃんを残してもし…とか考えて、子供達の事が気になって気になって…生きた心地がしなかった。
胸がボーリングの球みたいにカチコチになって痛い。昊ちゃんがおっぱい欲しがってる…。
家族に会いたい。
慣れない土地で頭の中はその事でいっぱい。
電車や新幹線は前線見合わせ。
電話もメールはできるものの、なかなか繋がらない。話せない。
夜中も何度も余震。
緊急速報のエアメールが避難所で一斉に鳴り響き眠れたもんじゃない。
恐怖の夜が明け、新幹線の再開を確認した瞬間、家に帰る事を決め、皆さんと別れた。
東京の方と、神戸から私の講習にきてくださった方と一緒に電車に飛び乗った。
途中また神奈川で地震。
新幹線見合わせ。
長蛇の列に並び、再開を待つ。
不安いっぱいやったけど、神戸の方が色々と機転をきかせてくれてなんとか新幹線に乗れた。
…京都駅に着けた時、やっと安心して、
最寄りの駅へ友達に迎えに来てもらった。
ありがたかった。
家について泣きながら母とおじいちゃんおばあちゃんに何度も何度も謝った。
そして昊ちゃんにおっぱいをあげた。
沢山飲んでくれて 泣きながら謝った。
義母に連絡し、預かってもらってた哲が帰ってきて三人で眠った。
やっと眠れた。
帰ってこれて本当に良かった…。



まだ余震は続いています。放射能の問題も深刻ですよね。
どこの土地に居ても安全じゃない。
皆さん気をつけてください。私も気をつけます。
家族かたまって離れないで。
これ以上、悲しい事が起きませんように。
被災者の方々に何か出来る事をしなくちゃ。
ただ今は祈るばかりです。
長くなりましたが、これが私の体験した出来事でした。
主人を想う気持ちは全然変わりません。
子供達にパパの事、もっと伝えていかなきゃと思います。
日本が元の生活を取り戻す為、何か出来る事から始め、また感謝の気持ちを忘れず毎日前進を目指して生活したいと思います!
こんな長い文面にお付き合い頂きありがとうございました。


                                           ~my darlin~

3 件のコメント:

Holly in Japan さんのコメント...

Machu-san,
Sorry to write this in English. I can read your story but my writing is poor in Japanese.
Your experience must have been so horrible, but I'm so happy your dear husband warned you and protected you even from Heaven. Your story is so inspiring. I'm happy you were able to make it home safely and return to your family.
I am so inspired by your scrapbooking and would love to take a class from you if you ever come to Tokyo again.
I'm so sorry also about the loss of your husband. You've had a very hard year. I pray that your days will be brighter from now.
Thank you for sharing your story. I wish you every good thing.
Holly in Japan

Natalie さんのコメント...

Sending you our Love Asuka
Our thoughts are with you
xxx
Natalie

naruumi さんのコメント...

まちゅさん:10日はお世話になりました。いろんな出来事が重なって大変でしたね。11日の地震は本当に怖かったですね。ましてやMPは8Fでかなり揺れたはずです。
本当に無事でよかったです。その後も色々と大変でしたね。
今はゆっくりお子さんと生活してくださいね。

私もようやくSBに手を付け習った作品を復習しています。
又アップしたらブログに載せますので良かったら見に来てくださいね。またお会い出来るのを楽しみにしています。